計り知れないメリットに満ちている
大学生の方々なら当然の如くご存知のインターンシップも、より幅広い年齢層の対世間全体からすれば、正確に何を指しているのか、その認知度に関しては疑問符が付くのが現状です。
実際にアルバイトと混同して捉えておられる方も数多く、確かに共通点も沢山見られますが、雇用する側と従事する側双方の目的や意図、そしてメリットには大きな違いが確認されます。
インターンシップに漠然と興味をお持ちであれば、ぜひこの機会にぜひ正しい知識を確かめていただければ幸いです。
そして現役大学生の皆さんにとっては、インターンシップへの参加が就職活動から実社会へと巣立つに際し、どれだけプラスとなる可能性に満ちているのか、これは必須知識だと言えるのです。
アルバイトとの違いを知る
インターンシップとアルバイト、どちらも企業すなわち雇い主側と雇用契約を交わし、拘束時間中の職務への従事に対し、所定の対価すなわち賃金が支払われる点では共通しています。
ただしアルバイトの場合、応募資格にある程度の幅を設定するのが一般的で、職種に因っては「高校生可」「主婦歓迎」「中高年の方も応談」など、色々な募集告知が見られます。
対してインターンシップの場合、大学生の参加が大前提となっており、それ以外の人達は基本対象外です。
現役大学生の本文は当然学業ですので、自ずとアルバイトに従事可能な時間の確保に制限が生じるため、採用する企業側はこの点に十分配慮してくれるメリットはて計り知れません。
アルバイトを募集する側の事情としては、現有の人材では賄い切れない部分を補う即戦力が欲しいのが本音です。
勿論便宜上「未経験者歓迎」なる文言で広く応募者を募りますが、営利目的の法人である以上、ゼロから心底手塩にかけて育てる、時間労力金銭面の先行投資は抑えたいのが本年です。
対してインターンシップは応募する大学生にとって、スキルアップの場が与えられる機会であり、採用する側からしても、磨けば輝く原石的な人材との遭遇を期待しており、双方の目的の着地点が一致しているのです。
大学で専攻している学部学科関連で学んだ知識や技術を活かし、それを自らの武器として各業界の専門分野での活躍を夢に描く大学生にとって、インターンシップはその「初めの１歩」だと言えるのです。
単に時給を得るだけでは無い
多くの大学生が実際に従事するアルバイトの職種と言えば、飲食業の店内スタッフ、塾のスタッフや家庭教師、あるいはモバイルを駆使してありとあらゆる高額報酬の短期アルバイトなどが代表格でしょう。
いずれも自身の授業やサークル活動など、外せない予定の空き時間を充当出来る仕事を選ぶ事となり、少しでも時給が良いアルバイトに惹かれ手当然です。
勿論採用後はさまざまなノウハウや決め事などを学び実践して行く事となりますが、やはり空き時間を活かした「お小遣いあるいは軍資金稼ぎ」のスタンスである点は否めません。
仕事内容に興味を抱き、そのまま将来の進路に重なるケースも見られますが、大多数は「報酬が貰えると割り切ってのアルバイト」なのが現状です。
対してインターンシップのメインとなるのは、従事を通じての自身のスキルアップです。
例えばＩＴ関連であれば、授業あるいは個人的に学び修得したスキルを、プロフェッショナルが集う現場で実践出来る機会に恵まれます。
どれだけ学内で優秀だと判定される知識や技術を有していたとしても、仕事の現場で求められるレベルは全てが違い、それを現役大学生時代に肌で感じられるチャンスはズバリ「宝物」です。
そして何より、雇い主である企業側が積極的にスキルアップを後押ししてくれる仕事環境を与えてくれる訳ですから、このチャンスをスルーするのは勿体無いどころの話ではありません。
勿論インターンシップは各業種のさまざまな仕事内容を対象に実践されています。
そろそろ就職活動の時期が視野に入って来ているにも関わらず、将来の進路が未だ漠然と掴み切れず、自身の専攻している以外の進路が頭を過ぎっておられる方も、潜在的に大勢おられるでしょう。
周囲の人達や日々飛び込んで来る関連情報に左右される、そんな毎日をお過ごしであれば、直感でインターシップにチャレンジされるのも選択肢の１つです。
皆さんご自身の思わぬ進路が見つかる、あるいは眠っていた才能に気づく可能性に満ちた、将来を担う若い世代を育成する意味合いが強いシステム、それがインターンシップなのです。
