インターンシップに行く際のマナーに注意

マナー

通学と通勤は別物

インターシップに参加する殆どの方々は、既に何らかのアルバイトの経験を有していて当然です。
学校での講義やサークル活動を終え、そのまま勤務先に向かうケースも少なくなく、無意識にそうした行程を「通勤」だと捉えてしまっていても仕方ありませんが、社会人の通勤は別物です。
服装や髪型に気をつける方向に意識が向いていたとしても、それだけではインターシップに向かう心構えとしては不十分といえます。
社会人としての自然かつ常識を弁えた立ち振舞いにも、十分気を配らねばなりません。

例えばこうした光景を目にした記憶、誰もがお持ちでしょう。
キチンとしたスーツ姿にも関わらず、派手なデザインのリュックサックを肩に、耳にはイヤホンで手にスマホ姿で通勤中らしい若者の姿。
あるいは就活中と思われる服装で、電車の優先座席に陣取り、真新しいカバンから取り出し読みふけっているのは漫画週刊誌で、更に手にはテイクアウトの飲み物。
何処で誰の目にそんな姿が捉えられているか分からず、そんな若者がインターンシップ生として自社に通勤するとなれば、在職者の皆さんがどうお感じになるのか、今更綴るまでもありません。

休憩時間も過度なリラックスは禁物

同世代の集うアルバイト先では、いわゆるバックヤードと呼ばれるお客様の目に触れないスペースで過ごす休憩時間は、あくまでフランクな空間だったりします。
キャンパス内での友人達と交わす話題と何ら変わらぬ笑い話で盛り上がるなど、時に職場である事を忘れてしまっても不思議ではありませんが、企業内ではこれは許されません。
休息時間まで心身を張り詰め続ける必要こそありませんが、こうした時間の過ごし方を学ぶのもまた、インターンシップに参加する上で重要なポイントです。
諸先輩方の立ち振舞いを注意深く観察し、調和を乱さぬ立ち振舞いを心掛ける事で、マナーを守る事が出来る若者だと評価されれば、それをキッカケに沢山のプラスアルファが届けられます。

最初は言葉遣いなど、過剰に意識し過ぎるあまり不自然になってしまったり、敬語が正しく駆使出来ない場面に戸惑う事もありますが、大切なのは一生懸命な姿勢です。
これが伝われば、流暢に話せずとも、決して失礼には当たりません。
予備知識として頭の中に詰め込んで来たマナー遵守ばかりに拘ってしまうと、逆にそれが失礼あるいは不自然と映ってしまうリスクを高めてしまい兼ねません。
中学高校時代に初めて参加したクラブ活動で、先輩後輩の縦関係を戸惑いながら学んだあの頃を思い出し、まっさらな姿勢で臨めば、最低限のマナーを踏まえたインターン生として扱って貰えます。

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