人気の仕事
獏の如く夢を追う人生に賭けてみたい若者達からすれば、時に保守的でやり甲斐が見当たらぬと映る半面、やはり時代を問わず圧倒的な人気を誇る職業イコール公務員である事実は揺らぎません。
一昔前のいわゆる「お役所勤め」と表現される職場の雰囲気と来客対応に関しては、厳しく寂しい意見が囁かれた時期も存在していましたが、それも忘却の彼方と言える程です。
今日公務員の方々は民間企業従事者と同様、輝く笑顔で自らの職責と対峙されている事は、実際に役所などに足を運べば誰もが納得の事実です。
加えて公務員ならではの数々のメリットは揺らぎを見せない以上、就職の時期を迎えた本人のみならず、保護者など周囲の方々も公務員試験受験を薦めるのは、極めて自然な事だと言えるでしょう。
国家公務員と地方公務員
以下も公務員に関する基礎知識ですが、公務員は「国家公務員」と「地方公務員」に分けられ、前者が全体の１/５、後者が４/５の比率となっています。
ちなみに前者は国の機関の窓口業務などを担っており、代表的機関として霞が関に所在する中央府省の職員や、税務署職員も国家公務員です。
対して後者の全国各地の市町村や東京都の警視庁勤務の一部の職員以外、あるいは都道府県立の学校に勤務する職員も地方公務員です。
またかつての日本郵政公社の職員は以前は国家公務員でしたが、郵政民営化に伴い、現在は公務員の特別身分保障は失効しています。
高倍率の公務員試験
先にも述べた通り、常に際立った人気の公務員となるには、所定の国家試験を突破せねばなりません。
公務員の職種に因って試験の詳細こそ異なりますが、極めて高い倍率の難関を潜り抜けねばならず、早い段階からの試験対策の必要性が周知されています。
受験に際して実際に出題される問題の範囲も異なり、更にその出題レベルも「大卒程度」『高卒程度」とラインが設定されています。
そして受験に際しては募集要項から出題内容など、事前に最新の正しい情報を入手から確認の上、適切な受験対策が不可欠です。
公務員を目指すなら
漠然と「将来は公務員になれたら良いな」といった姿勢では、残念ですが限られた準備された椅子をゲットする事は叶いません。
具体的にどのような職種に就きたいのか、受験に際して事前に重点的に修得しておくべき諸々は何なのか、しっかりと見極めた上で絞り込んで行きましょう。
公務員試験対策の通信教育コースも多数存在していますが、ミスマッチから着手してしまってはなりません。
先ずは今日から実践出来る対策として、新聞を隅々まで読み込み、意味が分からぬ単語や記事に遭遇すれば調べて理解して行く作業がお薦めです。
こうした公務員試験対策関連の情報は、インターネット配信のみならず、大手書店で自由にピックアップ出来る資料入り封筒などからも得られます。
意識的に関連情報に目を配り、集められるだけ手元に揃えた後、信憑性が高い、あるいは自身にプラスと思える資料や情報を絞り込み、実践の価値があると冷静に判断出来ればトライするのも一案です。
またいわゆる過去問題の検証も有効な作業ですが、時代の流れに伴う法律改訂で、出題当時と現在では「異なっている」場合への注意が必要です。
さまざまな資格試験とは異なり、募集定数が限られた門戸を突破せねばならない公務員試験はドライに表現すれば「勝ち残り合戦」である現実を踏まえ、合格を目指してください。
