面接官はこんな所をチェックしています

面接官

目は口ほどに物を言う場面

面接室で過ごす時間は、実質数十分程度が何時間にも感じられる程、心身に襲い掛かる緊張感は半端では無くて当然です。
入室からドアノブの握り方から、指定された椅子に歩み寄るまでのシミュレーションを重ね、いざ本番に臨んで見れば、全く想定外の配置に全てが吹っ飛んでしまう毛^スも珍しくありません。
私達はこうした予期せぬ場面に遭遇した時、無意識に及びがちな、ある行動あるいは動作が存在しています。
「目が泳いでしまう」がそれなのです。

冷静にならねばと自分に言い聞かせれば、無意識に現状確認を始めるのが私達の身体です。
結果周囲をキョロキョロと凝視し始めますし、その時点では既に、面接官に今の自身がどう映っているのか、意識する余裕などありません。
極めて重要な取引先との商談や、顧客からのクレーム対応など咄嗟の事態に対する現時点での対応能力を、面接官はこの時点で見極めると同時に、改善に応えられる人物か否かも判断します。

着席中の動作も重要

面接官が複数名の場合、質問を投げ掛けて来られた相手に視線を向けるのは当然ですが、この際の姿勢もまた重要です。
緊張と背筋を伸ばさねばならないとの意識が強く作用し過ぎ、結果横目で視線を届けてしまう応募者が予想外に多く、これも好印象とは反対のイメージに繋がってしまいます。
自然に僅かに身体を動かしても、それは姿勢が崩れた事にはなりませんが、マニュアル重視でネット情報や机上の事前学習に捉われてしまった応募者に見られる傾向ですので、覚えておきましょう。

また面接を受ける側が複数名の場合、他の志望者の発言中、傾聴しているのか、あるいは次の自身の発言の準備で頭の中が一杯なのか、緊張した場面では隠し通す事は叶いません。
当然企業として求める人物像は前者であり、自己アピールとライバルに競り勝つ事だけに意識が向いている志願者に、採用の二文字が届く事は通常ありません。
自身が質問されていない時間こそ、質疑応答の場面以上に重要である事を、しっかり頭に刻んで面接に臨んでください。

退室後も油断大敵

面接終了から一礼を経て、何度も練習したマニュアルに沿って会場を退室した瞬間、一気に気が抜けてしまうのは人として致し方ありませんが、ここにも大きな落とし穴が潜んでいないとも限りません。
皆さんは受話器の向こうの相手が終始丁寧な応対で、気持ち良く電話を終えようとした最後の一瞬、聴こえて来てはならない失言が耳に飛び込んで来た経験、お持ちかと思います。
面接会場退室のその瞬間、ドアが閉まり切らぬ瞬間のコンマ数秒の油断は、全国あらゆる企業で頻発している残念過ぎる現実です。
更にこれは余談の範疇になりますが、直接面接担当者の視線が確認出来ずとも、志望企業の最寄駅を離れて暫しの時間が経過するまで、面接は続いていると撮られるぐらいで丁度なのです。

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