様々な滞在スタイルがある
今を遡る事３０数年前の１９８０年前後、大学生世代を中心とした最初の英語学習ブーム、更には語学留学ブームが存在していた事を懐かしく記憶されているのは、平成世代の若い皆さんのご両親世代でしょうか。
高額なカセットテープ教材のボックスセットが大手書店や百貨店書籍売り場の常設販売ブースで飛ぶように売れ、留学情報関連の雑誌も多数山積みされていました。
英会話学校もその数を急増させ、小さなテナントビルの一室でネイティブスピーカーとの会話が叶うレッスンスタイルを謳い文句に生徒を募る個人経営の英会話教室が、次々と開業していました。
こうしたブームは当然国内にとどまらず、語学留学を主力商品として扱う旅行業者、あるいは専門機関も数多く、ホームステイプランや現地の教育機関の寮への入寮など、滞在スタイルも複数の選択肢を用意した各種プランが人気を博していました。
そして当時から今日に至るまで、渡航先の１番人気はやはりアメリカである事は、既に皆さんお察しの通りです。
とりわけ快適な気候と雄大な自然が魅力の西海岸方面のロスアンゼルスやサンフランシスコ方面の語学留学機関の人気は中でも圧倒的で、最盛期には希望者が溢れてしまう程の盛況でした。
やはり世界の公用語はアメリカ英語
先に述べた語学留学ブームに際しては、日本人が潜在的に抱き続けていたアメリカへの憧れが、留学という中長期的滞在スタイルとマッチする形で、ブームを生み出した部分も少なくありませんでした。
その後２１世紀も十数年を数える中、次第にアメリカとの距離感はさまざまな視点から変化を見せているのも事実です。
インターネットや交通網の発達など、距離感的な近さが増したのみならず、全世界の経済の中心的存在として揺るがぬアメリカの公用語である英語の重要性を、より冷静に捉えた上での留学志望者が確実に増加しています。
日本企業や経済自体も急速にグローバル化が加速する中、日本の従来の机上の英語教育でどれだけ高得点を叩き出せたとしても、実践では活かし切れぬ現実への対策として、アメリカ語学留学の重要性に視線が集まっているのです。
いきなり留学するほどの英語力の無い人は、英会話教室に駆け込みます。そして英会話教室に通うほど時間の余裕のない人向けに、オンライン学習できる英会話まで展開されているのです。
アメリカという国に飛び込むメリット
今日社内語を英語に限定し、勤務時間内の日本語を禁止とする企業も右肩上がりを見せる状況下、とりわけ外資系企業などの社員には「英語は話せて当然」が基本的価値感となっています。
あまりに急速な時代の変化に伴い、求められる英語力のハードルは最早、国内の学校へ通学するだけではマスターし切れない高さへと移行を見せつつあります。
今後世界を舞台の活躍が望まれる若い世代にとって、英語力は社会人としての日本語力と同等、あるいはそれ以上に求められる必須能力に位置付けられて来ているのも、紛れもない事実なのです。
一昔前の単なるブームに乗って海を渡った一部の方々とは違い、切実に必要性を痛感したからこそ、アメリカ語学留学を視野に入れている人達は、潜在的に数え切れません。
留学先として高い評価を得ている教育プログラムに参加すれば、当然相応の英語力アップが叶います。
アメリカという土壌で生活し、その空気や価値観を体感する事で得られる諸々は、挙げればキリがありません。
昨今は他の英語を母国語とする語学留学先も人気を集めていますが、やはり総合的に判断して、アメリカという選択肢がトップに君臨を続けるであろう事、間違いありません。
